「メンツ」のために無駄使いした法曹界の人的資源
高裁判決でも大正製薬HDが全面敗訴
2025年1月1日号
日本漢字能力検定協会が毎年12月に京都・清水寺で発表している「今年の漢字」。24年は、周知の通り「金」が選ばれた。自民党議員らによる裏金問題やパリ五輪での金メダルラッシュなどを示したらしい。過去30回を数える選定のなかで、「金」は最多となる5回目の選出とのことで、正直、一般市民には食傷気味である。もっとも、24年の過半が、「金」を巡るはかりごとに集中せざるを得なかった御仁たちも、なかにはいる。そんな人たちにとっては、首肯できるチョイスだったかも知れない。
業界内では、能力に不釣り合いな禄を食み続ける武田薬品のクリストフ・ウェバー社長が、「金」絡みであれば不動の横綱格であろう。そこに、大関格へと急浮上したのが大正製薬ホールディングス(HD)を率いる上原茂社長だ。23年11月より、自身がトップを務めるSPC(特別目的会社)の手によるTOB(株式公...
日本漢字能力検定協会が毎年12月に京都・清水寺で発表している「今年の漢字」。24年は、周知の通り「金」が選ばれた。自民党議員らによる裏金問題やパリ五輪での金メダルラッシュなどを示したらしい。過去30回を数える選定のなかで、「金」は最多となる5回目の選出とのことで、正直、一般市民には食傷気味である。もっとも、24年の過半が、「金」を巡るはかりごとに集中せざるを得なかった御仁たちも、なかにはいる。そんな人たちにとっては、首肯できるチョイスだったかも知れない。
業界内では、能力に不釣り合いな禄を食み続ける武田薬品のクリストフ・ウェバー社長が、「金」絡みであれば不動の横綱格であろう。そこに、大関格へと急浮上したのが大正製薬ホールディングス(HD)を率いる上原茂社長だ。23年11月より、自身がトップを務めるSPC(特別目的会社)の手によるTOB(株式公開買
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